エンジニアマネージャーのつぶやき

雑記。主に人材開発とか。

公私混同でのレトロスペクティブ(ふりかえり)のすすめ

こんにちは!

 

みなさんはレトロスペクティブ(ふりかえり)をしてますか?

「ふりかえり」を知らいない方はぐぐってみてくださいね。

 

ざっくりと言えば「作業を止め、過去や実績を見つめ直し、作業改善のための手立てを考えること」。

 

詳しくは知らなくても、日記や家計簿、普段の仕事で「ふりかえり」をしてる人は結構いるかもしれませんね。

アジャイル開発におけるレトロスペクティブはチームですると思いますが、1人でふりかえりすることは内省やリフレクションと呼ぶこともある1つの手法です。

 

仕事をバリバリやってる方、

目の前のタスクに追われてる方、

モヤモヤして何をすればよいかわからない方、

各々状況は違うと思います。

ずーっとそのまま走り続けるのは大変でしょうし、一度足を止めて「このままで良いんだっけ?」「もっと良くできないか?」「何ができそうかな?」と自らに問いかけてみて欲しい。

 

ということで、

今回は人生がもっとHappyになるヒントとなるよう、ふりかえりを紹介します!

 

※すぐ始めたい方は「なぜふりかえりが必要なのか」はすっ飛ばしてください 👻

 

 

なぜふりかえりが必要なのか

ふりかえりすることで、経験から得られる利益を最大化できる可能性があります。

今を超えて学びや成長を促すため、ふりかえりのポイントを3つ紹介します。

 

大抵の方は座って勉強したことよりも経験したことの方が理解できますし、経験したからこそ改善する手立てを考えられます。ときには大前提からの改善が必要かもしれませんが。

限りある人生の中でせっかく経験できたことは味わい尽くしましょう 👍

 

ポイント① 多くの人は経験したことほど理解できる

勉強熱心な方や、社内研修で寝そうになった方は共感いただけるんじゃないでしょうか?

座学でいくら資料を見ても、話を聞いても、すぐには理解できないという経験則。

それと比較して、人と議論したこと、実際に手を動かしたこと、誰かに説明したことは良く理解できてたりする。

統計的にもこの傾向はあり、詳しく知りたい方はラーニングピラミッドで調べてみると良いと思います。

Learning Pyramid

Learning Pyramid | [Ed. Note: This image, "The Learning Pyra… | Flickr

 

ポイント② 経験したからこそ改善する手立てを考えられる

経験したことはピンポイントであればあるほど、学びが多いです。

具体的な経験から学び(特に抽象的概念として多くの場面に適用できるような学び)を得ることで、改善の手立てを考えていけます。

経験する前と同じ状態では改善の手立ての質は全然違います。

 

具体的な経験をし、経験を詳察し、詳察から抽象的な概念を学び、学びから得た教訓から改善を実践する。これをグルグル回しましょう。

学びを加速する手段として教育学でも参考にされているようなので、詳しく知りたい方はコルブの経験学習で調べてみると良いと思います。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/9/98/The_Four_Steps_in_Kolb_Cycle.svg

File:The Four Steps in Kolb Cycle.svg - Wikipedia

 

ポイント③ ときには大前提からの改善が必要かも

早く結果が欲しいときは、多くの試行錯誤の末に得たい結果を獲得したりしますよね。

 

直線上に成長すれば解決できる課題なら良いですが、たまに大前提から間違っていてずーっと解決できない課題にハマることがあると思います。

しかも、ハマっていること自体に気づけないことも多々あります。

 

対処療法的に課題解決するのではなく、根本から見直すことで二度と同じ課題に悩まされないようにすることも時には必要。

この考えを広めた考えがあるので、詳しく知りたい方はダブルループ学習で調べてみると良いと思います。

7-2. Double loop learning.

7-2. Double loop learning. | Illustration from Planning for … | Flickr

 

結論 ふりかえりはオススメ

多くの人は経験したことほど理解できるし、経験したからこそ改善する手立てを考えられるし、ときには大前提からの改善が必要かもしれません。

限りある人生の中でせっかく経験できたことは味わい尽くしましょう ✌️

 

その方法が「ふりかえり」!

 

ふりかえりの基本

個人でふりかえりする場合

1人でふりかえりするなら、流れは5つ。

  1. 考えたいテーマや意見を挙げる
  2. 関連する具体的な経験を思い出す
  3. その経験でよかったことや悪かったことを挙げる
  4. 挙げた事柄から抽象的な概念を学び取る
  5. 今後を改善するための手立てを実行(もしくは計画)する

例えば、

  1. やりたいことができない
  2. 予定があったが残業で行けなかった
  3. よかったことは、仕事が片付いたこと
    悪かったことは、予定をすっぽかしたこと
  4. 予定があるのに仕事が残っていたのはなぜ?
    →いきなり急ぎの仕事を振られ、思うより早く処理できなかった
     →仕事を振られやすい状態だった
     →いらだちから仕事に集中しきれなかった
  5. 1つ、予定があるときは周囲に宣言して、振られにくくする
    2つ、イライラしているときは一呼吸置いて、落ち着いてから手をつける

ちなみに、

深掘りが必要な重要なふりかえりであれば、経験を思い出したあとに下の2つもやってみると良いと思います。

  • テーマや経験を思い出した時の感情を羅列する(例えば、悲しみ、苛立ち)
  • 経験や感情から考えうる自分の価値観を発見する(例えば、責任、自由)

価値観は色んな種類があるので、「価値観の一覧」で調べてみると参考になるかもしれません。

 

チームでふりかえりする場合 

チームでふりかえりするなら、流れは5つ。

  1. 場を設定する
  2. データを収集する
  3. イデアを出す
  4. 何をすべきかを決定する
  5. 場を締める

 

2人以上になるとお互いの認識の違いが議論の障害となりがちです。経験も価値観も多様な環境であるからこそ、進め方には気をつけましょう。

ここからは5つの流れそれぞれについて、なぜするのか(WHY)とどうやるのか(HOW)を押さえていきます。

 

場を設定する
  • WHY
    ただ集まっただけじゃ意見は出づらいし、実のあるアイデアは得られないから
  • HOW
    集まってくれたことに感謝を伝えること
    心理的安全性を確保すること。アイスブレイクもGood
    場を説明すること。集まった目的、これからやること、参加者への期待、など

データを収集する
  • WHY
    認識も価値観も大抵は人それぞれだから、個別の記憶力や意識に頼らず具体的な経験を思い出すため
  • HOW
    定量的でも定性的でも、準備できるデータは全員が見れる状態にすること

イデアを出す
  • WHY
    対処療法的なアイデアではなく、根本原因に効くコスパがよいアイデアを出すため
  • HOW
    なにかしらルールや手法、条件を伝え、適宜深掘りすること
    ※例えば、KPTやなぜなぜ分析を取り入れたり

何をすべきかを決定する
  • WHY
    時間は有限だから、もっとも重要なことから解決する手立てを実行しよう
  • HOW
    投票式やアイデアが重複しているとこ、共通原因となるとこを見つけること
    時間内でみんなが納得できる手立てを決め、実際に実行すること

場を締める
  • WHY
    集まることの意味や意義を感じてもらうため
    ふりかえり自体をよくするため
  • HOW
    集まり、議論し、何かしらアウトプットを出したり約束したことに感謝すること
    ふりかえりのふりかえりで、ふりかえり自体も改善すること

 

手法の紹介

ここからは、ふりかえりに使われるいくつかの手法を簡単に紹介します。

詳しくはぐぐってみてくださいね。

 

KPT

ふりかえりで特に有名な手法がKPT

  1. よかったこと、継続したいこと(Keep)
  2. よくなかったこと、改善したいこと(Problem)
  3. 次に試してみること(Try)

を付箋紙で出し合ったり、紙やパソコンで書き出したりする手法。

 

KeepとProblemはそれぞれ数分で考えをまとめ、他の人に説明する。

それぞれグルーピングが深掘りを経て、重要箇所に対してTryを議論していく。

 

下記3つの良い特徴を持ちつつ、シンプルな仕組みなので改造がしやすいです。 

  • 人ではなく書き出された問題に集中できる点
  • 全員が公平にアイデアを説明する時間がある点
  • ルールが少ないので簡単に取り組める点

f:id:happy-arigato:20190209184049p:plain

KPT-Sample
タイムライン

時間はかかりますが、深掘りするのにオススメなのはタイムライン。

  1. 時系列上に起こった事実や経験
  2. 事実や経験をとおして変化したモチベーショングラフ
  3. それぞれのタイミングで気付いたこと学んだこと

の3つを書き出し、課題を発見する手法。

時間がかかるしやることも多いので、ここぞというときに使うと良いと思います。

 

流れは4つ。

  1. ふりかえりの対象期間、なるべく具体的にあったことを書き出す
  2. その下に一人ひとりモチベーショングラフを書き出す
  3. そのさらに下に一人ひとり気づいたこと学んだことを書き出す
  4. できあがったタイムラインから改善の手立てを議論する

詳しいやり方はぐぐってみてくださいね。

 

なぜなぜ分析

5Whysなんて呼び方からもわかるとおり、経験や事実に対してなぜ起きたのか、例えば「なぜ良かったのか、なぜわるかったのか、なぜそうしたのか」など、原因をたどる手法。

根本原因の発見や、改善の手立ての深掘りにも使えますよ。

 

5回も繰り返すのは大変だし聞かれる側への圧も高いとは思いますが、せめて1回は深掘りしたほうが良いと思います。

思いつき(ジャストアイデア)が洗練されますからね。

 

おわりに

 

ここまでをふりかえってみて

ふりかえりをやる意義や意味、やり方を紹介してみましたが、いかがでしたか?

 

私としてはオススメしますが、合う合わないもあるので使うか否かはあなた次第です。

この記事の紹介だけだと分かりづらい部分もあるでしょうし、参考にしてもらえるだけでありがたいです。

 

意識せずとも内省してる方、もっとすごいふりかえりを実践してる方、ふりかえりせずガンガン進むタイプの方、みんな違ってみんな良い。

 

ふりかえりは仕事でもプライベートでも使えます。

私なんかは公私混同して一緒くたにふりかえりしてますから。

 

プライベートももちろん大事ですが、40年以上あると言われる仕事人生ですから、一緒に考えて改善したいと思います。

公私混同して両方上手くいくように考えないと勿体無いです。

公私別々にふりかえりすると労力が2倍になるという弊害も解消されますし 😅

 

日々をふりかえってみて

ずっと挑戦し続けたり熱狂したりも良いですが、ずーっとは辛くないですか?

たまには立ち止まって、過去から学び、今を超えるために何かしら変化をつけても良いと思います。

 

人は習慣の生き物ですから、走り続けるだけだと同じことの繰り返しになりがち。

世の中変化が激しいから、たまにはふりかえりで立ち止まる習慣も組み込んでみましょう。

そうすればよりよい人生が過ごせる(かも)!

と思って、ふりかえりを紹介してみました。

 

それじゃ、みなさんも良い人生を!(あと、良いふりかえりライフを!)

やりたいことを定めるための3ステップ

こんにちは!

 

突然ですが、みなさんは何かやりたいことってありますか?

今やりたいことでも、長いスパンで考えてやりたいことでも、人生でやりたいことでも、なんでもありです。

 

色々溜め込んでいるかもしれませんし、思いつかないかもしれませんね。

今回の想定読者はやりたいことが見つからない方、見つかってても確信が持てない方です。

私自身本当にやりたいことが定まらず遠回りしてきたので、改めて考えていきたいと思います。

 

やりたいことを明確にしたいのであれば、一度騙されたと思って試してみてください。

時間がなかったり、記事の流し読み中だったり、やるべきことに集中してたり、日々精一杯やってる方も多いと思いますが。

 

これから紹介する3ステップで、いわゆる天命を見つけにいきましょう。

 

注意点として、途中で実際に書き出してもらうワークがあるので、全部をざっと読まないほうが良いかもしれません。

時間がない方は紹介する3ステップのうち1ステップ目だけ見て、「後で見る」タグをつけていただければと思います。

 

 

やりたいことを定める3つのステップ

早速ですが、やりたいことを定めるための3ステップを紹介していきます。

  1. (やりたいことを定めるための)鍵の置き場所を理解する
  2. 自分の軸を見つける
  3. 見つけた軸からビジョンを考え、共有する

 

途中書き出してもらう時間があるので、紙とペンやメモアプリを用意してもらえるとスムーズです。

 

1.(やりたいことを定めるための)鍵の置き場所を理解する

人は性格から価値観、言動までそれぞれ違うことばかり。

やりたいことの正解なんて一つだけなわけがありません。

 

ですが、あなたにとっての正解はあなたの中に横たわってる。というのはU理論などで考察されています。

 

「自分探し」なんて胡散臭いし、エモい話も聞き飽きたかもしれません。

それでも、科学的な話や統計学的な話ではあなただけの正解にたどり着くのは難しいと思います。

 

国家も、研究機関も、GAFAも、あなた自身を分析して答えを教えてくれるわけではありません。同じような属性を持つデータ群を分析した結果を活用しているに過ぎません。

例えば、

  • 日本在住の高度プロフェッショナルの多くは、ワークライフバランスを実現したいはずだから働き方改革すると良いです
  • 生物学的に、種の保存が人類の最重要なテーマで、生産性の根幹です
  • 統計学的に、誰しも長生きしたいはずだから、人助けすると恩恵があります
  • データ上、あなたは転職したり家を買ったり、服を買ったり、漫画を読みたいはずです

なんて言われても、マッチする部分もあるかもしれませんが、完全に合致するわけではありません。

 

そもそもマッチしてるか否か最も正しく判断できるのは、あなた自身では?

あなたを最も理解しているのは、あなた自身ですから。

 

ということで、やりたいことが定まっていないなら、自分にやりたいことを聞いてみましょう。

あなたの人生をHappyにするものはなんなのか、逆に何がUnhappyにさせるのか。

 

やりたいことに確信が持てないなら、しがらみを捨てた上で自分にやりたいことを聞いてみましょう。

家族が、親が、先生が、上司が、偉い人が、尊敬する人が、親友が、統計学が、、、などなど、誰がなんと言おうと、自分で決めないとモヤモヤは一生晴れないと思います。

誰かが答えを教えてくれたほうが楽なので、教えて欲しいときもありますけどね。

 

鍵の置き場所=自分自身の中

 

2.自分の軸を見つける

答えが自分の中にある以上、哲学や統計学で抽象的にやりたいことを語っても仕方がありません。

自分自身の過去と今を振り返り、しがらみを捨て、やりたいことを見つけましょう。

オススメの手法は、人生のモチベーショングラフを描き、自分の軸を見つけること。

最高の瞬間もトラウマも思い出せる出来事はすべて書き出し、その下にモチベーションがどう変化してきたのかを描きます。

この先を読む前に、実際に描いてみて欲しい。

 

参考例

Grad Student Motivation Graph

Grad Student Motivation Graph | Laura Dahl | Flickr

 

補足

  • 横軸が時間軸で、生まれてから現在までを線で描くこと
  • 縦軸がモチベーション軸で、真ん中の線が普通
    上回ればHappy、下回ればUnhappy
  • 浮き沈みや途中の出来事は、矢印で説明を一言添えておく

 

・・・

 

モチベーショングラフは描けたでしょうか?

以降は描いたモチベーショングラフを元に話を進めるので、なるべく完成させてから読んで欲しい。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/09/Motivation-arrows.jpg

・・・

 

お疲れ様でした。完成しましたか?

描いたモチベーションの変化を、誰かに見せて説明できますか?

説明することで、より鮮明にモチベーションの変化やその時の感情を思い出せると思います。

 

説明せずとも鮮明に思い出せたのであれば、それでも大丈夫です。

では次に、モチベーショングラフの中で一番焦点を当てたい箇所に目を向けてみて欲しい。

 

・・・

 

https://c.pxhere.com/photos/9b/c7/balloons_color_sky-621489.jpg!d

  

・・・

 

さて、あなたはどこに目を向けましたか?

  • モチベーションが最も高くなっている箇所?
  • モチベーションが最も低くなっている箇所?
  • モチベーションが高止まりの期間?
  • モチベーションが低いまま推移している期間?
  • 最近?
  • 昔?
  • 全体をとおして共通している点?
  • 他とは異質な点?

 

本気で描いてくれたあなたは、さっきから同じ出来事、同じ気持ちを繰り返し強く思い出しているんじゃないでしょうか?

例えば、感情としては希望、信頼、不安、悲しみ、嫌悪、煩わしさ、誇り、など。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/28/Plutchik-wheel_jp.png

感情の一覧 - Wikipedia

 

それは書いている途中からか、もしくは書く前から分かっていたのかもしれません。

あなたにとって最も重要なのことがなにか、薄々気づけているはずです。

それは目を逸したいことかもしれませんし、前々から分かっていて今更なことかもしれません。

何にせよ、あなたの軸はそこから導き出せると思います。

 

その出来事や気持ちが意味することはなんでしょうか?

 

次のステップで考えをまとめましょう。

 

自分の軸=人生において最も重要な出来事やその時の気持ちから導き出す

 

3.見つけた軸からビジョンを考え、共有する

見つけた軸がなんなのか、私には分かりません。

その軸をどうするとあなたのやりたいことに繋がるのかも分かりません。

ぜひあなた自身で考え、周囲に共有してください。

 

例えば、私の軸は「本音で生きることの幸せ、自由や可能性を失うことへの拒絶」です。

軸をベースに考えたビジョン(実現したい世界観)は「生き甲斐を持ち、本音で生きることが誰でも可能な世界(ただし、他者の生き甲斐や本音を壊さないこと)」。

その実現手段の1つとして、本ブログを続けていますし、人材開発に日々取り組んでいます。ビジョンに紐づくからこそ、本気でやりたいと思っています。

 

あなたはどうでしょうか?

もし軸が見つかり、ビジョンを決め、やりたいことを定めたなら、コメントで教えて欲しい。

互いに叱咤激励し、切磋琢磨し、協力協働することで、ビジョンの実現に近づいていきましょう。

気恥ずかしさもあるとは思いますが、そこは勢いで。

 

せっかく読んでくれたのに、やりたいことが定まらなかった方には申し訳ありません。

今思っていること、感じたこと、なんでも良いのでコメントして欲しい。

やりたいことがない状態が悪いわけじゃありません。

もし葛藤や諦めがあるなら周囲への相談からはじめましょう。

 

見つけた軸からビジョンを考え、周囲に共有する

 

おわりに

やりたいことが定まった方は、ここからが踏ん張りどころ。

やりたいことに対して、世の中のニーズや生活を維持するための稼ぎ口をコントロールするのは困難です。

やりたいことや夢だけで生きていくことは大変ですが、一度きりの人生ですから。本気で取り組んでみましょう。挫折した時や疲れた時は休みましょう。

 

目指す方向や自分自身を偽ることはせず、事を成そう。

悩みすぎず、悩まなすぎず。

こんにちは!

 

突然の質問で申し訳ありませんが、みなさんは今悩んでることってありますか?

生きている中でなにかしら困ったことや辛いことはあったと思いますが、今も悩み続けていることが多少はあるんじゃないでしょうか。

私も仕事や私生活のことで悩むことがあります。

 

今日は悩みから解放されることを目指して、悩みについてまとめてみます。

 

 

誰しも悩みはあるもの

今か過去かを問わなければ、誰しもが悩んだ経験はあるんじゃないでしょうか。

 

前提として、悩むことは正常なことだし悪いことではありません。

上手く悩みと付き合えれば、悩みは自分自身の助けにもなる。だからこそ、「悩み」を理解していきましょう。

kotobank.jp

 

悩みの統計情報

あなたは現在、日常生活で悩みやストレスがありますか。

平成28年国民生活基礎調査では、「ある」と「なし」が半々。

原因(全年齢)は1位から「自分の仕事」、「収入・家計・借金等」、「自分の病気や介護」。

出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf 

 

平成22年も平成25年も概ね同じ比率。

国民生活基礎調査|厚生労働省

 

なぜ私達は悩むんだろう?

感覚的には、より良くするために足りないもの(力不足)を感じたり、現状や将来に対する不満があったりすると悩みに繋がりそうです。

 

アドラー心理学では、すべての悩みは対人関係から生ずると考えている。

例えば他人と比較しての劣等感や自分を認められないことへの不満など。

アドラー心理学 - Wikipedia

 

脳科学ではただの電気信号で脳が勝手に感じているだけとしていたり、神経言語プログラミングでは無意識と意識の葛藤としていたり。

脳があなたを悩ませる!困ったときの、脳科学。 | 太陽笑顔fufufu

人はなぜ悩むか?悩みから抜け出す方法は?|メディア|カウンセリング/コーチングサービス ボトルボイス

 

おそらく、悩みは心身が発する自分への危険信号なのだと思います。

 

悩むことの意味や価値

みなさんは、悩むことで事態を好転させたい衝動に駆られたり、気分が落ち込んでストレス発散したくなったり、悩みの元を捨てたくなったりしたことはないですか?

それらの症状から察するに、私達は悩むことで心に生じたズレやダメージを治しているのかもしれません。

 

だからこそ、悩みを先送りにしたり逃げたりは極力しないで欲しい。

無意識的に避けるような本当に辛い悩みもあると思います。ですが、元気なうちに向き合い、悩みから解放されることが大事です。

心身の危険信号に気づけたのはラッキーとプラスに捉え、あなたを悩ます問題を理解していきましょう。

  • その問題は、なぜあなたを悩ますのか?
  • その問題はなにが原因で生じたのか?
  • 問題解決のために、あなたはなにができそうなのか?

  

行き過ぎはよくない

悩むことを極端に否定する必要はありませんが、悩みが多すぎたり大きすぎるなら根本から対処したほうが良いかもしれません。何事も行き過ぎは良くないので。

悩みのない楽観的な人生が永遠に続くことは困難でしょうし、あなたにとって適度なバランスを探ってみてください。

 

悩みすぎの場合

もし悩みが多すぎるなら、悩みの元があなたが向かおうとしている人生にどれだけ影響するのか想像してみて欲しい。

もし影響が少ない問題に長く悩まされているなら、もったいない。

解決しないと先々に影響する悩みや解決するとハッピーになりそうな悩み、全力で原因を理解し、解決策を考えましょう。

ただし、無理は禁物です。余裕がないときは周りを頼ったり、SOSを発信しましょう。

 

悩まなすぎの場合

悩みが少ないのは素敵。

これ以上ないほど完璧な人生が送れているなら最高だろうし、周囲にも広がるようお裾分けして欲しい。

ですが、悩みがあるのに無意識に避けたり我慢したり、逃げたりすることに思い当たる節があるなら、元気なうちに改めて向き合ってみませんか?

感覚が麻痺して、本当は辛いことを軽々とこなせる時もありますから。

 

悩みからの解放を目指して

悩みから解放されるにはどうすれば良いのか。

ここからは悩みの代わりに、「考えること」を考えていきます。

 

悩むことと、考えることとの違い

悩みの先には、答えがない。

考えるとは、答えに向かっていくこと。

 「考える」と「悩む」は別ものである。問題に対する解決策を導き出すシーンで言うと,両者の最も大きな差は,最初に問題を明確化するかどうかだ。

「悩む」のではなく「考える」ための処方箋 | 日経 xTECH(クロステック)

 

ぐるぐる答えのない思考を巡らすのは、有限な時間が勿体無い。

答えに向かっていく思考しましょう。

 

あまり根を詰めても大変ですから、まずは時間を区切ってできる範囲で考えてみましょう。

考えるだけで辛くなる問題やトラウマがあるなら、客観視できるように意識を変えるなど、最初は小さいステップを踏むぐらいがちょうど良いと思います。

例えば、紙に問題を書いて第三者としてその問題を理解し、解決するためにはどうすれば良いかを考えるなど。

 

考える技術

考えることには、大きく2つのフェーズがあります。

問題を発見するフェーズと解決策を決めるフェーズ。

 

悩みから解放されるには正しい問題を発見し、正しく解決策を見極めることが大事。

考える技術が身につくヒントとなるよう、基本となる考え方と、いくつかの手法を紹介します。

 

基本となる考え方

素早くかつ深さと長さを備えた考えを身に着けましょう。

  • 素早く
    時間は有限なので、解決に時間がかからないよう意識しましょう
    例えば、問題を細分化したり、代替案を探し直したり
  • 深さと長さ
    問題の奥底にある問題まで考えられないと、似た問題や他の問題でまた苦しみます
    なるべく長期間に渡って様々な問題に効果がある方が良いですよね

 

問題を発見する手法

いくつか紹介しますが、一つひとつの詳細は省きます。

どれが上手く使えて効果があるのか、あなたにとってのベストを探ってください。

 

解決策を決める手法

問題を発見する手法は、解決策を決める時にも使えます。

それ以外で解決策の手法を加えるとすると、下記4つがオススメです。

手法は他にもあるので、自分に合うものを探ってみてください。

問題発見や問題解決といったキーワードでぐぐってみると良いかもしれません。

 

おわりに

悩むことは悪いことではありません。けど、行き過ぎは良くありません。

時間は有限です。悩みすぎたなら解決に向けて考えてみましょう。

辛い問題ならまずは自分と問題を切り離し、客観的に捉えてみてください。

現場が成長するためにメンターがすべき3つのこと

こんにちは!

 

みなさんは人材開発でどんなことをしてますか?

中にはマネージャーではないと言って、特に考えていなかったり、取り組んでいなかったりするかもしれませんね。

ただ、人材開発はマネージャーでなくとも、メンターとして同僚を支援する場面や後輩に物事を教える場面で必要となる視点です。

 

メンター制度も大事な人材開発制度。

メンターってなに?

って人はぐぐってみてくださいね。

 

組織の中の人は一人ひとりやる気もスキルセットも違うと思います。

その中で、メンターとして支援する相手(メンティー)の成長に一役買うのは大変ですよね。

 

もしあなたがメンティーの成長速度や結果が少しでもよくできたなら、所属組織にとっても価値あることですし、重要な役割を果たせてると思います。

本人の適正や頑張りに依存する部分は多いですが 👻

 

今回は、メンターが活用できそうな手法とその使い分けをまとめてみます。

その手法とはざっくり言えば対話。特にティーチング、コーチング、フィードバックに焦点を当てます。

 

 

対話することの本質とは?

対話はメンターとメンティーの関係性における土台となるので、まずは対話についておさらいします。

 

みなさんは議論と対話の違いをご存知でしょうか?

違いを知り、何が良い対話なのかを見出だせれば勝ったも同然、と私は思ってます。

 

対話の意味を知るためには、語源や類語から探っても良いですし、
(Discourse, Diatribe, Dialogue, Debateの語源とその違い)

blogs.yahoo.co.jp

davidwangel.com

 

昨今での役割の違いから探るのも良いですし、

(会話、対話、議論の役割とその違い)

free-peace.co.jp

 

ぜひ色々調べてみてください。

 

対話のポイント

勝ち負けを決めるのではなく、お互いの思いや考えを伝え合い、傾聴し合うこと。

 

お互いが本心や価値観を伝え合い、受け手としても良く吟味すること、

その結果として創り出す価値が最大化されることが重要だと考えています。

これだと抽象的で良し悪しを判断しづらいですね。

対話以外の影響が多いし大きいので、私の場合は対話でハッとした気づきの数や次の行動を決めて取り組めたか(行動目標)で一喜一憂します。

 

何が良い対話なのか、みなさんも考えてみてください。

 

エモい話はここまでにして、ここからはメンターが使う3つの手法を紹介していきます。

  • ティーチング
    できないことをできるように
  • コーチン
    自走する人へ
  • フィードバック
    無限の可能性へ

 

ティーチング

ティーチングで目指すのは、できないことをできるようにすること。

メンターはメンティーより知識か経験値が多いケースが大半かと思いますし、物事を教えるティーチングはイメージしやすいんじゃないでしょうか。

 

教える対象は色々。例えば、

  • 一般的なビジネススキル
  • 専門的なエンジニアリングスキル
  • 組織独自のナレッジ、など

 

大抵のメンティーは最初が一番やる気があり知識や経験に飢えているので、素早く正しいティーチングができるかが重要。

上手くいけばメンティーができることはどんどん増えて、目に見えて成長してくれます。

一つひとつ教えてると時間はかかりますけど 😅

 

とはいえ、

やってみせ,言ってきかせて,させてみせ,ほめてやらねば,人は動かじ

山本五十六元帥の魚雷と機雷、米百俵

という名言にもあるとおり、メンティー自身に動いてもらうのは大変。

 

ティーチングの注意点

ティーチングするためには、教える側が基本を抑え、相手は何がどこまで分からないのか、どの程度教えれば良いのかを見極める力も必要。

魚じゃなくて釣り竿を与える的な教え方は、結果として短い時間で多くを学んでもらえるからオススメです。

例えば、Ansibleで書かれたサーバ構築の秘伝のタレを渡す。のではなく、Ansibleについて説明したり、Playbookの中身や設定値の意味合いを教えたり。

 

コーチン

コーチングで目指すのは、メンティー自身で気づき、考え、行動してもらうこと。

 

十分なスキルや学び方を身に着けているなら、すべてを一から教える必要はありません。

また、難しい課題ほど解き方が複数あり、正解は一つではありません。

メンティー自身に考えて解いてもらうことで、より良い方法を見つけてもらいながら経験から得られる学びを大きくしましょう。

 

メンターに求められるのは、適切な態度、質問、支援をすること。

何が適切かは難しいですが、私が大事だと考えてるのは、観察と傾聴。逆に不要なのはメンター自身のエゴ。

相手の状況を把握し、本当に困っていることや不足していることを感じ取り、相手のために必要な質問を必要なタイミングでしましょう。

 

例えば、スキル不足で仕事が上手くいかないという状態でも、

  • 素養も興味もないスキルが求められて困っている状態
  • 忙しすぎて仕事をする時間もスキルを得る時間もない状態
  • 課題や成果物が定義されてないため、なんのスキルが必要なのか分からない状態

のどれなのかで、メンターがとるべき言動は全く異なります。

 

私がやる基本的なコーチングとしては、

  • 相手がすでに解決に向けて行動しようとしているなら背中を押すように質問する
  • いくつか選択肢があって困っているなら、メンティー自身が深く考えられるように質問(なぜそれがよいと思うの?、など)する
  • 課題が大きすぎて何も考えが浮かんでいないなら、状況を整理したり(その状況であなたやわたしができることは何?、など)、課題を分解してみる(課題の中で何に一番困っているの?、など)

ケースバイケースなので一概には言い切れませんが。


自ら気づき、学び、行動することで、メンティーのやる気も成長スピードも高まります。

 

コーチングの注意点

メンター自身のエゴ(例えば競争心や単純な興味関心)で相手を貶したり、面白おかしく質問するのはやめて欲しい。

メンティーににとってなんの学びもないし、やる気を削ぐだけです。

 

また、メンター自身が詳しくない分野でもコーチングはできます。
思い悩むことに共感したり、困っていたり立ち止まっていることの本質がなんなのか、一緒に探ればメンティー自身でどうにかしてくれます 😉

 

フィードバック

フィードバックで目指すのは、メンティーが自分自身について理解し、可能性を広げること。

例えば、メンターの主観や客観的事実として相手の本質や思い込みを伝えたり、無意識に避けているトラウマや殻に目を向けてもらったり。

 

フィードバックは、やるのは簡単ですが、上手くやるのは難しいです。


「あなたが思う相手」と「相手が思う相手」は何かしら違うので、まずは「あなたが思う相手」の印象や特徴をそのまま伝えるだけで大丈夫です。前提スキルも事前の傾聴も不要。

ジョハリの窓でいう盲点の窓を開き、相手の可能性を広げましょう。

 

メンティーが無意識に感じているトラウマや壁、殻のようなものをあなたが感じたなら、それを印象として伝えることで、メンティーは自らについて深く考えてくれます。

自らの本質に気づいてもらうことで、生きる意味や天命を見つけてくれるかもしれません。

結果として、メンティーが物事に全力で取り組み、不要な仕事を取捨選択するかもしれません。場合によっては異動を希望したり組織を去ったり。

それらは人生のターニングポイントとなるかもしれませんし、幸せに生きるために必要なことかもしれません。その手助けができたなら最高の経験だと思います。

 

フィードバックの注意点

フィードバックは危険も伴います。

トンチンカンなことを言ったり、信頼関係が不足したまま厳しいことを言ったりすると、修復不可能な関係性となる可能性があります。

相手が精神的苦痛から倒れてしまうこともあるでしょう(これはただのハラスメント)。

そうならないよう、全力で相手や全体を考え、深く関わる覚悟を決め、慎重に慎重を重ねてフィードバックしましょう。

 

各手法の使い分け

現場の成長曲線で参考になるものに、SL理論というものがあります。

www.earthship-c.com


やる気とスキルが揃っていることがベストですが、往々にしてベストな状態にたどり着くまでには時間がかかります。


やる気があってスキルがない状態なら、ティーチングでスキルを充実させましょう。

自ら気づき、考え、行動してもらうことを期待しているならコーチン

スキルが足りない相手でも、能動的な解決が求められる現場ならティーチングとコーチングのバランス型でいきましょう。

相手に深く内省を促したかったり、大きな変化を期待する状況ならフィードバックで考えてもらいましょう。

加えて、あなた自身へのフィードバックをメンティーにお願いするのも面白いと思いますよ。

あなたが気づいていない強みや弱みがあるかもしれません。

 

最後に、ティーチングもコーチングもフィードバックも銀の弾ではありません。

ケースバイケースで上手く組み合わせることが大事です。

  

小さくはじめよう

あなたが置かれている状況は? 何が課題で何を求められているの?

ティーチングもコーチングもフィードバックも奥が深いから、今一番必要とされていることを学び、実践してみてください。

もちろんバランスよく組み合わせても良いですし、すでに使いこなしているならこの記事に対してツッコミを入れてください。

 

終わりに

今回は人材開発手法として、ティーチング、コーチング、フィードバックをまとめてみました。

 

これらを活用しただけではベストな人材開発とは言えません。

みなさんがいる組織や状況によっても何がベストかは変わります。

一から教えなきゃいけないのに時間がなかったり、やる気がない相手が言ったことをやってくれなかったり、出来杉君で何のホウレンソウもなく想定外の話が進んでいたり、など。

現場特有の課題もあると思いますので、周りの仲間やこのブログをとおして何が良い人材開発なのか議論し続けましょう。 

1on1で考えていることと4行まとめ

こんにちは!

 

みなさんは1on1をされてますか?


1on1ってなに?

って人はぐぐってみてくださいね。

 

1on1は1on1(1:1) meetingとも表記されることがあり、ざっくり言えば一対一で対話することです。
主に現場とマネージャーが定期的に対話することで、人材としても組織としても良い方向に進むって言われています。Googleやヤフーの事例が有名でしょうか。
どうやると良いのかはケースバイケースなので、今回は人材開発や組織開発としての1on1をテーマにしてみます。


間違ってる箇所やもっと上手くやる方法があれば教えてください。

 

 

なぜ1on1が必要なの?

人を中心に据え、学習と協働で成果を上げるなら1on1はコスパが高い手法です。

多様性を認める社会になりつつあるなか、多くの方がお互いを理解していない現状もあります。

 

あなたは現場や自分のマネージャーが考えていることや得意なこと、今困っていること、全部答えられますか?

もちろん知ること自体でなにか良くなるわけではありませんが、得た知識で組織の成果や人材の成長につなげられますし、良し悪し含め人として理解し合えます。

 

昔は家族経営や同じ釜の飯を食うという環境があり、国民所得倍増計画など国全体で一致団結してたので、対話が少なくとも上手くいっていたのかもしれません。

今はそんな時代ではなりません。少なくとも私の周りには色んな人がいて、考え方も行動もバラバラになりがちです。

これからは定期的に対話することでお互いを理解し、より良いアクションにつなげていくことが必要となります。

 

どんな戦略で1on1は考えられてるの?

営利法人の目的の1つは経済指標を上げて世の中を良くすることです。

目的を果たすために組織力が重要と私は考えています。そのため、組織力強化につながる形に1on1を設計しています。

重要なポイントは3つ。

  1. 一人ひとりの成長を促すこと

    成長は大事。
    できることや強みの総量が増えて、組織の目的や目標を達成する可能性が高まりますからね。
    成長できる環境には良い人材が集まり、良い人材がさらに成長する環境を作り出すという好循環も期待してます 😊

    成長を促す方法として、気づきを与える質問や実際の行動につなげる支援などがあります。基本的にはコルブの経験学習を意識すると良いと思います。
    コルブの経験学習自体も興味深いので、ぜひ調べてみてくださいね。

    人は実際の経験を通し、それを省察することでより深く学べるという考え方を、人材育成の領域では「経験学習」と呼びます。組織行動学者のデービッド・コルブはこうした学びを、体系化・汎用化された知識を受動的に習い覚える知識付与型の学習やトレーニングと区別し、「経験→省察→概念化→実践」という4段階の学習サイクルから成る「経験学習モデル」理論として提唱しています。

     経験学習(けいけんがくしゅう)とは - コトバンク

     

  2. 会社と社員の相互理解を促すこと

    相互理解も大事。
    会社も社員も中身は人で、一人ひとりを比べると全然違います。
    国籍や性別とかだけじゃなく、性格や価値観を含めて本当に色んな人がいます。
    その環境を最大限活かしましょう。

    各々勝手に頑張って、勝手に成長して、勝手に成果を出してくれれば楽ですが、それは難しいですよね。
    お互いやってほしいことや期待値がズレていたり、本当は好きなことや得意なことが別にあったり。頭の中は見えないから対話することで理解し合いましょう。

    相互理解の方法は、マネージャーから現状をそのまま伝えるフィードバックや自分探ししてもらうためのフレームワークがあります。
    例えば、WillCanMust(IKIGAI)やモチベーショングラフ。詳しくはぐぐってみてください。

    【IKIGAI】 

    https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/eb/Ikigai-EN-optimized-PNG.png

    生き甲斐 - Wikipedia

     

    【モチベーショングラフ】

    Grad Student Motivation Graph

    Grad Student Motivation Graph | Laura Dahl | Flickr

     

  3. 対話に慣れること

    慣れ大事。
    先述しましたが、今は対話が足りいと感じる場面が多く見受けられます。
    いざ1on1しても、マネージャーも現場も話すことがなくてただの進捗報告会になっていたり、マネージャーの一方的な話で終わったり。
    何かしら相手から学べることや理解すべきことはあります。しっかり対話しましょう。
    例えばジョハリの窓の考え方は良い参考になると思います。詳しくはぐぐってみてください。

     https://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/7/79/Johari_window.png

    ジョハリの窓 - Wikipedia


    対話に慣れて学びや理解が好循環したりスピードアップしたりすると、自分自身にも相手にも良い効果が現れると思います。

    慣れるための一番の方法は、定期的な1on1です。1on1自体が1on1をよくするための仕組みを含んでいます。再帰ですね 👻

 

例えばどんな効果が期待できるの?(マネージャーの場合)

現場に主体性を持たせたくないですか?

成長して、結果として経済指標が上向くかもしれません。

しかも現場から得た情報や知識、経験からマネージャー自身も学べてしまう。

 

例えばどんな効果が期待できるの?(現場の場合)

あなたの人生はあなたが主役。

やりたいことやできることをもっと周りに共有したり、逆に自分に周りが求めていることを知ったりして、何をして仕事人生を歩むのか考えられます。

 

つまり?

1on1でみんなHappy!

会社もあなたも現場もみんながよくなる可能性があります。

現場が成長し、あなたも楽になり、会社の業績もUP、など。

 

小さくはじめてみよう

  1. 1週間に1度、30分間で予定を入れる
  2. 現場のための対話を心がけ、現場主体で進める
  3. 小さな一歩でも良いから、次の行動をお互い約束する

 

今北産業

なぜ1on1が必要なの?
いざ1on1しても、マネージャーも現場も話すことがなくてただの進捗報告会になっていたり、マネージャーの一方的な話で終わったり
1on1自体が1on1をよくするための仕組みを含んでいます
1on1でみんなHappy!

 

社内のコミュニケーション周りで考えてること

こんにちは!

 

みなさんは社内で上手くコミュニケーションを取れていますか?
私はあまり取れてないのと、正直得意ではありません。
エンジニアマネージャーとしては致命的ですね。ははは 👻

 

会議や1on1(上長や部下との一対一の雑談)があるので、経験は積んでるし書籍などで情報収集はしてますが、難しすぎます。

 

まず、ハイコンテクストが辛い。
偉い人への忖度や気配り、察し合いなど。
トライアンドエラーで相手に刺さる反応を探ったり、質問や図解して意図を確認したり、非常に面倒です。

 

次に、話題が変わりすぎる。
さっきまで話してたことをスルーして、急に別の話題いったり質問されたり。
関連する話やより重要な話に移る場合は付いていきますが、因果や優先順位を考えて反応するのは、非常に面倒です。

 

あと、情報が非公開でやりとりされすぎる。
タバコ部屋で大事なことを話し終えてたり、関係者に相談しないまま仲間内で話を進めたり。
テレパシー能力はないので話してくれないと分かりません。情報が伝わっていれば私も現場も色々やれたと思いますよ。辛みです。

 

失礼しました。愚痴です。

ここからはコミュニケーション周りで私が考えてることを整理していきます。

 

 

そもそもコミュニケーションってなに?

Wikipediaにはこう記載されています。

参考 コミュニケーション - Wikipedia

ざっくりとは、頭の中を五感使って伝えるという感じでしょうか。

大抵は相手がいるので、相互に伝えましょうね。

仕事では言うだけでは意味がなく、相互に理解されたり納得されたりするよう伝えて、その後に何かしらの言動を期待することが多いと思います。

 

なぜコミュニケーションが必要なのか?

漠然とコミュニケーションが取れないと困るのは分かります。

意思疎通したり自分と他の人との違いを理解したり、大事ですよね。

 

ただ、1人だけで生きられるなら不要にも感じます。

社会的動物として誰かと関わることで生きる気力を得たり、自分の能力以上の生き方が選べたりするので、コミュニケーションを0にするのはオススメしませんが。

 

コミュニケーション周りで感じる課題

コミュニケーションミスでの失敗や物別れを見ると、コミュニケーションの限界を感じます。どうすれば良いかは長く模索することになりそうです。

ルールや仕組み、思考のフレームワーク5W1Hとか3Cとかね)で解決するのが良いのでしょうか。

 

グローバル化や反差別とかの流れで多様性の高い世界になるほど「当たり前」や「常識」は通じなくなり、ますます課題が山積されそうなイメージ。

こちらはローコンテクストかつ論理的なコミュニケーションで解決できそうでしょうか。

 

コミュニケーション力が高い人って、どういう人?

職場関係の評価としては、阿吽の呼吸で動ける人や一を聞いて十を知る人など。

友達関係では知らない人とでもすぐ仲良くなれたり、友達の友達の輪にすぐ馴染んだりする人とかでしょうか。

色々あると思いますが、Wikipediaにはコミュニケーション力がこう記載されています。

コミュニケーション能力(コミュニケーションのうりょく、communication ability)とは、一般的に「他者とコミュニケーションを上手に図ることができる能力」を意味する。

これに対してコミュニケーションスキルcommunication skill)とは、人と人の間でコミュニケーションをとる方法・手法・テクニックを理論付けし、検証を行い技術または知識としてまとめたもの。

参考 コミュニケーション能力 - Wikipedia

スキルと言うからには、良し悪しを判断できる指標が欲しいですよね。

ざっくりとは発信力と受信力かもしれませんが、コミュニケーションの目的によって違う気もします。

 

個人的に思うコミュニケーション力が高い人は、目的に達するまでのコミュニケーション(頻度×平均所要時間)が短い人ですかね。

必要最低限の情報を短く伝える話し手や、必要最低限の情報を短時間で引き出せる聞き手など。

 

みなさんはどう思いますか?

 

コミュニケーションの勝ち筋(パターン)

これが分かれば苦労しません。

ひとまず、「目的に達するまでのコミュニケーション(頻度×平均所要時間)が短い=勝ち」っていう前提で個人的見解を述べてみます。

ポイントは3つ。

  1. 目的を達成できるか否か
  2. コミュニケーション頻度を最小限にできるか否か
  3. コミュニケーション所要時間を最小限にできるか否か

目的を達成する方法

まずは目的を達成するために必要な条件や要素(課題)を洗い出しましょう。

目的や何をどうするのかによって方法は違いますが、具体的に想像して課題設定できれば大抵のことは解決できるはずです。いずれは。

課題解決のために、必要最低限のQCDRS(品質、コスト、納期、リスク、スコープ)は明らかにしたほうが良いですね。

 

ただし、目的自体が間違っていたり、達成することが不可能だったりしたら軌道修正しましょう。時間がもったいないです。

 

コミュニケーション頻度や所要時間を最小限にする方法

必要最低限の情報を短く伝え合うため、2点気をつけましょう。

  1. 目的や戦略を明確にすること
  2. コミュニケーションする内容へのお互いの理解度や関心度を把握すること

 

その上で必要最低限の情報を伝え合います。

理解度や関心度に違いがあるなら、具体的な成果物を図解したり試作品作ってみせるのも良いと思います。

ただし、何かがズレてると感じたら遠慮なくコミュニケーションを取り直しましょう。あとで直すほうが大変です。

単純接触効果があるからってわけじゃありませんが、スクラムや1on1でも時間制限はしつつ、コミュニケーションの頻度は多くしますしね。

 

参考 単純接触効果 - Wikipedia

 

つまり

1人で全部やる 👍

というのは冗談です。

 

1人で成し遂げることが無理なら、お互いの理解度や関心度に合わせて「目的、条件、期待する結果」を明確に話し合うこと。ただし、何かがズレてると気づいた瞬間に軌道修正すること。

これが勝ち筋な気がします。

 

みなさんはどう思いますか?

一緒に考えていきましょう。

 

スクラム導入でやっておくと良さそうなこと

こんにちは!

 

みなさんはスクラムを使っていますか?

ソフトウェア開発界隈でのスクラム熱をひしひしと感じているので、本ブログの初回記事は私が考えるオレオレスクラムを書こうと思います。
当初は人材開発の話を書こうと思いつつ、まずはこれまでの経験から少しでも伝えられそうな内容として、スクラムを紹介していきます。

 

 

はじめに

スクラムってなに?

という方、まずはぐぐってみてください。

 

ざっくりと言えば、世の中問題さえ分かればみんなで解決できるから、まず現状を把握して問題を発見してこっていう仕事の仕方、ですかね。

 

ちゃんとした定義や考え方を知りたい方は、下記資料をご参照ください。

 

問題発見のため、組織論や集団心理をベースに経験主義や透明性、検査、適応を大事にした19のルールがあるのはすでにご存知かもしれませんね。

下の概略図はScrum Primerから拝借しました。

http://scrumprimer.org/overview/en_overview.png

 

このスクラム、実践できたら素晴らしい結果を残せると思います。

書籍読んでのオレオレスクラム→CSM研修→オレオレスクラム(数チームでTeam、SM、POを経験)と経験してきましたが、ちゃんと実践できたらプロダクトの成果とチームの自己組織化と個人の成長が爆速で進みます。

経験上、ちゃんと実践できるチームも期間も限られていて辛いですが。

 


スクラム導入でやっておくと良さそうなこと(心構えなど)

リンク先の情報密度が濃いため焼き直しを書いても仕方がないのですが、初回ということで今日はスクラム導入でやっとくと良さそうなこと書きます。

 

  1. 目的の確認

    みなさんは何に成りたいのですか? もしくは何を成すべきなんでしょうか?
    目的と手段の逆転はNGというわけじゃないですが、どうせなら目的や目標を見つけたり定めたりして手段が上手くいってるかの指標としましょう
  2. 現状の把握

    スクラム導入以前に、もっとできることはないですか? 本当にスクラムがベストなんでしょうか?
    スクラムは銀の弾(絶対に解決できる手段)ではありませんし、結構大変です
    周りを取り巻くしがらみや、出来ること、やりたいこと次第では他の方法が良い場合もあります
  3. 事前の相談

    誰かに相談してみましたか? 頼れる相手はいますか?
    最終的には偉い人も納得させる必要があるかもしれません。だからこそ、事前に周りと気軽に相談してみましょう
    スクラムは人が中心となるので、いろんな人と話してると案が洗練されたり不安が解消されたり、もしかすると仲間として手伝ってもらえたりするかもしれませんよ
  4. 小さく試す

    もうやってみましたか? 上手くいきそうでしたか? なにか引っかかってませんか?
    いくら悩んだり考えたりしても仕方ありません。まずは1人でも1日でも試してみましょう
    他の人や今ある仕事に影響するなら責任重大ですが、君自身の在り方は自由なはずです
    上手くいったら広げてみましょう
    引っかかりがあるなら内省して改善していきましょう
  5. 遊びつくす

    ワクワクしてますか? ちょいキツくてもやり抜けそうですか?
    大変な時やストレスかかる時もありますが、最後は楽しんだもん勝ちです。
    本心から面白い(Not Funny. Yes, Interesting.)と思えることをやりましょう!

 

と、箇条書きになりましたが、少しでも参考になれば嬉しいです
あくまで個人的な考えなので、もっと良くなるようぜひツッコミをお願いします


スクラム導入でやっておくと良さそうなこと(はじめ方など)

抽象論や一般論だけでは物足りないので、はじめ方を雑に書いてみます

  1. プロダクトオーナー(候補)中心にプロダクトを企画する

    最初は人もいないしプロダクトもないから、誰かが企画してスタート

  2. スクラムマスター(候補)と合流して、プロジェクトの進め方を相談する

    信頼できるスクラムマスターを見つけ、スクラム以外の選択肢も議論する

  3. プロジェクト関係者を編成して、顔合わせする

    いろんなスキルや考え方が必要だから、チームを編成して喧々諤々と話す

  4. プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発チームの役割をみんなで分担する

    プロダクトの価値や必要な物事を考える人、

    みんなの良き相談相手であり、スクラムを最大限活用できるようにする人、

    持てる全ての能力を駆使して生産性を上げる人、を役割分担する

  5. スクラムマスター中心に、プロジェクトの進め方やスプリントを計画する

    プロダクトとチームとスクラムを理解し、チームに合った進め方を計画する

  6. プロダクトオーナー中心に、プロダクトバックログを作り上げる

    必要となる機能や優位に働く機能などを可能な限り細かく積み上げる

    優先順位付けは必須で、優先順位が低い機能は粗くても可

    ※参考 狩野モデル - Wikipedia

  7. スクラムマスター中心に、優先順位どおりスプリントプランニングをする

    優先順位が高い機能から順に、完了するために必要な規模や仕事、時間を見積る

  8. みんなでスプリントバックログを作り上げる

    スプリント内に開発チームが実際に作れる範囲を決める

  9. スクラムマスター中心に、毎日デイリースクラムをする

    スプリントゴールに向けての「やったこと、やること、課題」を共有し合う

  10. プロダクトオーナー中心に、スプリントレビューをする

    スプリント最終日に完了条件を満たした成果物を実際に触り、ツッコミをいれる

  11. スクラムマスター中心に、スプリントレトロスペクティブをする

    スプリントの最後に、スプリント内で起きたことや感じたことをふりかえる

    改善できるものがあれば次のスプリントで改められるよう計画する

  12. 6~11を繰り返す(途中、プロダクトオーナー中心に、リファインメントをする)

    リファインメントはプロダクトの中長期計画をみんなに共有する

 


まとめ

スクラム導入でやっておくと良さそうなこと(心構えなど)
本当にスクラムがベストなんでしょうか?
スクラム導入でやっておくと良さそうなこと(はじめ方など)
信頼できるスクラムマスターを見つけ、スクラム以外の選択肢も議論する