エンジニアマネージャーのつぶやき

雑記。主に人材開発とか。

やりたいことを定めるための3ステップ

こんにちは!

 

突然ですが、みなさんは何かやりたいことってありますか?

今やりたいことでも、長いスパンで考えてやりたいことでも、人生でやりたいことでも、なんでもありです。

 

色々溜め込んでいるかもしれませんし、思いつかないかもしれませんね。

今回の想定読者はやりたいことが見つからない方、見つかってても確信が持てない方です。

私自身本当にやりたいことが定まらず遠回りしてきたので、改めて考えていきたいと思います。

 

やりたいことを明確にしたいのであれば、一度騙されたと思って試してみてください。

時間がなかったり、記事の流し読み中だったり、やるべきことに集中してたり、日々精一杯やってる方も多いと思いますが。

 

これから紹介する3ステップで、いわゆる天命を見つけにいきましょう。

 

注意点として、途中で実際に書き出してもらうワークがあるので、全部をざっと読まないほうが良いかもしれません。

時間がない方は紹介する3ステップのうち1ステップ目だけ見て、「後で見る」タグをつけていただければと思います。

 

 

やりたいことを定める3つのステップ

早速ですが、やりたいことを定めるための3ステップを紹介していきます。

  1. (やりたいことを定めるための)鍵の置き場所を理解する
  2. 自分の軸を見つける
  3. 見つけた軸からビジョンを考え、共有する

 

途中書き出してもらう時間があるので、紙とペンやメモアプリを用意してもらえるとスムーズです。

 

1.(やりたいことを定めるための)鍵の置き場所を理解する

人は性格から価値観、言動までそれぞれ違うことばかり。

やりたいことの正解なんて一つだけなわけがありません。

 

ですが、あなたにとっての正解はあなたの中に横たわってる。というのはU理論などで考察されています。

 

「自分探し」なんて胡散臭いし、エモい話も聞き飽きたかもしれません。

それでも、科学的な話や統計学的な話ではあなただけの正解にたどり着くのは難しいと思います。

 

国家も、研究機関も、GAFAも、あなた自身を分析して答えを教えてくれるわけではありません。同じような属性を持つデータ群を分析した結果を活用しているに過ぎません。

例えば、

  • 日本在住の高度プロフェッショナルの多くは、ワークライフバランスを実現したいはずだから働き方改革すると良いです
  • 生物学的に、種の保存が人類の最重要なテーマで、生産性の根幹です
  • 統計学的に、誰しも長生きしたいはずだから、人助けすると恩恵があります
  • データ上、あなたは転職したり家を買ったり、服を買ったり、漫画を読みたいはずです

なんて言われても、マッチする部分もあるかもしれませんが、完全に合致するわけではありません。

 

そもそもマッチしてるか否か最も正しく判断できるのは、あなた自身では?

あなたを最も理解しているのは、あなた自身ですから。

 

ということで、やりたいことが定まっていないなら、自分にやりたいことを聞いてみましょう。

あなたの人生をHappyにするものはなんなのか、逆に何がUnhappyにさせるのか。

 

やりたいことに確信が持てないなら、しがらみを捨てた上で自分にやりたいことを聞いてみましょう。

家族が、親が、先生が、上司が、偉い人が、尊敬する人が、親友が、統計学が、、、などなど、誰がなんと言おうと、自分で決めないとモヤモヤは一生晴れないと思います。

誰かが答えを教えてくれたほうが楽なので、教えて欲しいときもありますけどね。

 

鍵の置き場所=自分自身の中

 

2.自分の軸を見つける

答えが自分の中にある以上、哲学や統計学で抽象的にやりたいことを語っても仕方がありません。

自分自身の過去と今を振り返り、しがらみを捨て、やりたいことを見つけましょう。

オススメの手法は、人生のモチベーショングラフを描き、自分の軸を見つけること。

最高の瞬間もトラウマも思い出せる出来事はすべて書き出し、その下にモチベーションがどう変化してきたのかを描きます。

この先を読む前に、実際に描いてみて欲しい。

 

参考例

Grad Student Motivation Graph

Grad Student Motivation Graph | Laura Dahl | Flickr

 

補足

  • 横軸が時間軸で、生まれてから現在までを線で描くこと
  • 縦軸がモチベーション軸で、真ん中の線が普通
    上回ればHappy、下回ればUnhappy
  • 浮き沈みや途中の出来事は、矢印で説明を一言添えておく

 

・・・

 

モチベーショングラフは描けたでしょうか?

以降は描いたモチベーショングラフを元に話を進めるので、なるべく完成させてから読んで欲しい。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/09/Motivation-arrows.jpg

・・・

 

お疲れ様でした。完成しましたか?

描いたモチベーションの変化を、誰かに見せて説明できますか?

説明することで、より鮮明にモチベーションの変化やその時の感情を思い出せると思います。

 

説明せずとも鮮明に思い出せたのであれば、それでも大丈夫です。

では次に、モチベーショングラフの中で一番焦点を当てたい箇所に目を向けてみて欲しい。

 

・・・

 

https://c.pxhere.com/photos/9b/c7/balloons_color_sky-621489.jpg!d

  

・・・

 

さて、あなたはどこに目を向けましたか?

  • モチベーションが最も高くなっている箇所?
  • モチベーションが最も低くなっている箇所?
  • モチベーションが高止まりの期間?
  • モチベーションが低いまま推移している期間?
  • 最近?
  • 昔?
  • 全体をとおして共通している点?
  • 他とは異質な点?

 

本気で描いてくれたあなたは、さっきから同じ出来事、同じ気持ちを繰り返し強く思い出しているんじゃないでしょうか?

例えば、感情としては希望、信頼、不安、悲しみ、嫌悪、煩わしさ、誇り、など。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/28/Plutchik-wheel_jp.png

感情の一覧 - Wikipedia

 

それは書いている途中からか、もしくは書く前から分かっていたのかもしれません。

あなたにとって最も重要なのことがなにか、薄々気づけているはずです。

それは目を逸したいことかもしれませんし、前々から分かっていて今更なことかもしれません。

何にせよ、あなたの軸はそこから導き出せると思います。

 

その出来事や気持ちが意味することはなんでしょうか?

 

次のステップで考えをまとめましょう。

 

自分の軸=人生において最も重要な出来事やその時の気持ちから導き出す

 

3.見つけた軸からビジョンを考え、共有する

見つけた軸がなんなのか、私には分かりません。

その軸をどうするとあなたのやりたいことに繋がるのかも分かりません。

ぜひあなた自身で考え、周囲に共有してください。

 

例えば、私の軸は「本音で生きることの幸せ、自由や可能性を失うことへの拒絶」です。

軸をベースに考えたビジョン(実現したい世界観)は「生き甲斐を持ち、本音で生きることが誰でも可能な世界(ただし、他者の生き甲斐や本音を壊さないこと)」。

その実現手段の1つとして、本ブログを続けていますし、人材開発に日々取り組んでいます。ビジョンに紐づくからこそ、本気でやりたいと思っています。

 

あなたはどうでしょうか?

もし軸が見つかり、ビジョンを決め、やりたいことを定めたなら、コメントで教えて欲しい。

互いに叱咤激励し、切磋琢磨し、協力協働することで、ビジョンの実現に近づいていきましょう。

気恥ずかしさもあるとは思いますが、そこは勢いで。

 

せっかく読んでくれたのに、やりたいことが定まらなかった方には申し訳ありません。

今思っていること、感じたこと、なんでも良いのでコメントして欲しい。

やりたいことがない状態が悪いわけじゃありません。

もし葛藤や諦めがあるなら周囲への相談からはじめましょう。

 

見つけた軸からビジョンを考え、周囲に共有する

 

おわりに

やりたいことが定まった方は、ここからが踏ん張りどころ。

やりたいことに対して、世の中のニーズや生活を維持するための稼ぎ口をコントロールするのは困難です。

やりたいことや夢だけで生きていくことは大変ですが、一度きりの人生ですから。本気で取り組んでみましょう。挫折した時や疲れた時は休みましょう。

 

目指す方向や自分自身を偽ることはせず、事を成そう。