悩みすぎず、悩まなすぎず。
こんにちは!
突然の質問で申し訳ありませんが、みなさんは今悩んでることってありますか?
生きている中でなにかしら困ったことや辛いことはあったと思いますが、今も悩み続けていることが多少はあるんじゃないでしょうか。
私も仕事や私生活のことで悩むことがあります。
今日は悩みから解放されることを目指して、悩みについてまとめてみます。
誰しも悩みはあるもの
今か過去かを問わなければ、誰しもが悩んだ経験はあるんじゃないでしょうか。
前提として、悩むことは正常なことだし悪いことではありません。
上手く悩みと付き合えれば、悩みは自分自身の助けにもなる。だからこそ、「悩み」を理解していきましょう。
悩みの統計情報
あなたは現在、日常生活で悩みやストレスがありますか。
平成28年の国民生活基礎調査では、「ある」と「なし」が半々。
原因(全年齢)は1位から「自分の仕事」、「収入・家計・借金等」、「自分の病気や介護」。
出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf )
平成22年も平成25年も概ね同じ比率。
なぜ私達は悩むんだろう?
感覚的には、より良くするために足りないもの(力不足)を感じたり、現状や将来に対する不満があったりすると悩みに繋がりそうです。
アドラー心理学では、すべての悩みは対人関係から生ずると考えている。
例えば他人と比較しての劣等感や自分を認められないことへの不満など。
脳科学ではただの電気信号で脳が勝手に感じているだけとしていたり、神経言語プログラミングでは無意識と意識の葛藤としていたり。
脳があなたを悩ませる!困ったときの、脳科学。 | 太陽笑顔fufufu
人はなぜ悩むか?悩みから抜け出す方法は?|メディア|カウンセリング/コーチングサービス ボトルボイス
おそらく、悩みは心身が発する自分への危険信号なのだと思います。
悩むことの意味や価値
みなさんは、悩むことで事態を好転させたい衝動に駆られたり、気分が落ち込んでストレス発散したくなったり、悩みの元を捨てたくなったりしたことはないですか?
それらの症状から察するに、私達は悩むことで心に生じたズレやダメージを治しているのかもしれません。
だからこそ、悩みを先送りにしたり逃げたりは極力しないで欲しい。
無意識的に避けるような本当に辛い悩みもあると思います。ですが、元気なうちに向き合い、悩みから解放されることが大事です。
心身の危険信号に気づけたのはラッキーとプラスに捉え、あなたを悩ます問題を理解していきましょう。
- その問題は、なぜあなたを悩ますのか?
- その問題はなにが原因で生じたのか?
- 問題解決のために、あなたはなにができそうなのか?
行き過ぎはよくない
悩むことを極端に否定する必要はありませんが、悩みが多すぎたり大きすぎるなら根本から対処したほうが良いかもしれません。何事も行き過ぎは良くないので。
悩みのない楽観的な人生が永遠に続くことは困難でしょうし、あなたにとって適度なバランスを探ってみてください。
悩みすぎの場合
もし悩みが多すぎるなら、悩みの元があなたが向かおうとしている人生にどれだけ影響するのか想像してみて欲しい。
もし影響が少ない問題に長く悩まされているなら、もったいない。
解決しないと先々に影響する悩みや解決するとハッピーになりそうな悩み、全力で原因を理解し、解決策を考えましょう。
ただし、無理は禁物です。余裕がないときは周りを頼ったり、SOSを発信しましょう。
悩まなすぎの場合
悩みが少ないのは素敵。
これ以上ないほど完璧な人生が送れているなら最高だろうし、周囲にも広がるようお裾分けして欲しい。
ですが、悩みがあるのに無意識に避けたり我慢したり、逃げたりすることに思い当たる節があるなら、元気なうちに改めて向き合ってみませんか?
感覚が麻痺して、本当は辛いことを軽々とこなせる時もありますから。
悩みからの解放を目指して
悩みから解放されるにはどうすれば良いのか。
ここからは悩みの代わりに、「考えること」を考えていきます。
悩むことと、考えることとの違い
悩みの先には、答えがない。
考えるとは、答えに向かっていくこと。
「考える」と「悩む」は別ものである。問題に対する解決策を導き出すシーンで言うと,両者の最も大きな差は,最初に問題を明確化するかどうかだ。
ぐるぐる答えのない思考を巡らすのは、有限な時間が勿体無い。
答えに向かっていく思考しましょう。
あまり根を詰めても大変ですから、まずは時間を区切ってできる範囲で考えてみましょう。
考えるだけで辛くなる問題やトラウマがあるなら、客観視できるように意識を変えるなど、最初は小さいステップを踏むぐらいがちょうど良いと思います。
例えば、紙に問題を書いて第三者としてその問題を理解し、解決するためにはどうすれば良いかを考えるなど。
考える技術
考えることには、大きく2つのフェーズがあります。
問題を発見するフェーズと解決策を決めるフェーズ。
悩みから解放されるには正しい問題を発見し、正しく解決策を見極めることが大事。
考える技術が身につくヒントとなるよう、基本となる考え方と、いくつかの手法を紹介します。
基本となる考え方
素早くかつ深さと長さを備えた考えを身に着けましょう。
- 素早く
時間は有限なので、解決に時間がかからないよう意識しましょう
例えば、問題を細分化したり、代替案を探し直したり - 深さと長さ
問題の奥底にある問題まで考えられないと、似た問題や他の問題でまた苦しみます
なるべく長期間に渡って様々な問題に効果がある方が良いですよね
問題を発見する手法
いくつか紹介しますが、一つひとつの詳細は省きます。
どれが上手く使えて効果があるのか、あなたにとってのベストを探ってください。
- システム思考
-
氷山モデル
- なぜなぜ分析
- 5W2H
-
バグリスト
何も浮かばない! そんな時に頼りたい「バグリスト」「なぜなぜ分析」…42のアイデア創出法とは? | ダ・ヴィンチニュース
- KPT
【徹底解説】正しい「KPT」が仕事の成果を生み出す!進め方のコツ、現場の事例を紹介 | SELECK [セレック]
解決策を決める手法
問題を発見する手法は、解決策を決める時にも使えます。
それ以外で解決策の手法を加えるとすると、下記4つがオススメです。
- しがらみ0
時間やお金、そのたあらゆるものが無限にある条件下で解決策を出す - 考え方のミラーリング
尊敬する人、すごいと思える人の考え方をマネて、解決策を出す - 意思決定としてのファシリテーション
「共有」「発散」「収束」「決定」という流れで解決策を決める - 意思決定としてのメリットマトリックス
手法は他にもあるので、自分に合うものを探ってみてください。
問題発見や問題解決といったキーワードでぐぐってみると良いかもしれません。
おわりに
悩むことは悪いことではありません。けど、行き過ぎは良くありません。
時間は有限です。悩みすぎたなら解決に向けて考えてみましょう。
辛い問題ならまずは自分と問題を切り離し、客観的に捉えてみてください。