スクラム導入でやっておくと良さそうなこと
こんにちは!
みなさんはスクラムを使っていますか?
ソフトウェア開発界隈でのスクラム熱をひしひしと感じているので、本ブログの初回記事は私が考えるオレオレスクラムを書こうと思います。
当初は人材開発の話を書こうと思いつつ、まずはこれまでの経験から少しでも伝えられそうな内容として、スクラムを紹介していきます。
はじめに
スクラムってなに?
という方、まずはぐぐってみてください。
ざっくりと言えば、世の中問題さえ分かればみんなで解決できるから、まず現状を把握して問題を発見してこっていう仕事の仕方、ですかね。
ちゃんとした定義や考え方を知りたい方は、下記資料をご参照ください。
問題発見のため、組織論や集団心理をベースに経験主義や透明性、検査、適応を大事にした19のルールがあるのはすでにご存知かもしれませんね。
下の概略図はScrum Primerから拝借しました。
このスクラム、実践できたら素晴らしい結果を残せると思います。
書籍読んでのオレオレスクラム→CSM研修→オレオレスクラム(数チームでTeam、SM、POを経験)と経験してきましたが、ちゃんと実践できたらプロダクトの成果とチームの自己組織化と個人の成長が爆速で進みます。
経験上、ちゃんと実践できるチームも期間も限られていて辛いですが。
スクラム導入でやっておくと良さそうなこと(心構えなど)
リンク先の情報密度が濃いため焼き直しを書いても仕方がないのですが、初回ということで今日はスクラム導入でやっとくと良さそうなこと書きます。
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目的の確認
みなさんは何に成りたいのですか? もしくは何を成すべきなんでしょうか?
目的と手段の逆転はNGというわけじゃないですが、どうせなら目的や目標を見つけたり定めたりして手段が上手くいってるかの指標としましょう -
現状の把握
スクラム導入以前に、もっとできることはないですか? 本当にスクラムがベストなんでしょうか?
スクラムは銀の弾(絶対に解決できる手段)ではありませんし、結構大変です
周りを取り巻くしがらみや、出来ること、やりたいこと次第では他の方法が良い場合もあります -
事前の相談
誰かに相談してみましたか? 頼れる相手はいますか?
最終的には偉い人も納得させる必要があるかもしれません。だからこそ、事前に周りと気軽に相談してみましょう
スクラムは人が中心となるので、いろんな人と話してると案が洗練されたり不安が解消されたり、もしかすると仲間として手伝ってもらえたりするかもしれませんよ -
小さく試す
もうやってみましたか? 上手くいきそうでしたか? なにか引っかかってませんか?
いくら悩んだり考えたりしても仕方ありません。まずは1人でも1日でも試してみましょう
他の人や今ある仕事に影響するなら責任重大ですが、君自身の在り方は自由なはずです
上手くいったら広げてみましょう
引っかかりがあるなら内省して改善していきましょう -
遊びつくす
ワクワクしてますか? ちょいキツくてもやり抜けそうですか?
大変な時やストレスかかる時もありますが、最後は楽しんだもん勝ちです。
本心から面白い(Not Funny. Yes, Interesting.)と思えることをやりましょう!
と、箇条書きになりましたが、少しでも参考になれば嬉しいです
あくまで個人的な考えなので、もっと良くなるようぜひツッコミをお願いします
スクラム導入でやっておくと良さそうなこと(はじめ方など)
抽象論や一般論だけでは物足りないので、はじめ方を雑に書いてみます
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プロダクトオーナー(候補)中心にプロダクトを企画する
最初は人もいないしプロダクトもないから、誰かが企画してスタート
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スクラムマスター(候補)と合流して、プロジェクトの進め方を相談する
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プロジェクト関係者を編成して、顔合わせする
いろんなスキルや考え方が必要だから、チームを編成して喧々諤々と話す
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プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発チームの役割をみんなで分担する
プロダクトの価値や必要な物事を考える人、
みんなの良き相談相手であり、スクラムを最大限活用できるようにする人、
持てる全ての能力を駆使して生産性を上げる人、を役割分担する
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スクラムマスター中心に、プロジェクトの進め方やスプリントを計画する
プロダクトとチームとスクラムを理解し、チームに合った進め方を計画する
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プロダクトオーナー中心に、プロダクトバックログを作り上げる
必要となる機能や優位に働く機能などを可能な限り細かく積み上げる
優先順位付けは必須で、優先順位が低い機能は粗くても可
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スクラムマスター中心に、優先順位どおりスプリントプランニングをする
優先順位が高い機能から順に、完了するために必要な規模や仕事、時間を見積る
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みんなでスプリントバックログを作り上げる
スプリント内に開発チームが実際に作れる範囲を決める
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スプリントゴールに向けての「やったこと、やること、課題」を共有し合う
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プロダクトオーナー中心に、スプリントレビューをする
スプリント最終日に完了条件を満たした成果物を実際に触り、ツッコミをいれる
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スクラムマスター中心に、スプリントレトロスペクティブをする
スプリントの最後に、スプリント内で起きたことや感じたことをふりかえる
改善できるものがあれば次のスプリントで改められるよう計画する
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6~11を繰り返す(途中、プロダクトオーナー中心に、リファインメントをする)
リファインメントはプロダクトの中長期計画をみんなに共有する